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Only you……
第4章 明 2
「や、だぁ。やめろっ……くはぁっ」
「何言ってんの? こんなに勃ってるくせに」
裏筋をなぞるように強く擦られる。オレ自身の先走りによって、くちゃくちゃと気持ち悪い音がたつ。
――助けて……。
意識を保つのも、限界に近づいてきた。しかし、失うには刺激が強すぎてオレは朦朧とした状態のまま喘ぎつづけた。
「あぁぁっん」
自然と出てくる声に、オレは腹が立った。そして同時に、オレにはやはり、売りの道しかないのだと感じた。
男を咥えて悦ぶしかできないのだと。
「んはぁっ」
不意に抜かれた指に、体が反り返る。
「もう限界」
そう言った男が、オレに自分のものを突きたてた。
「うあぁぁっっ!!」
そしてぴちゃぴちゃと液体が混ざり合う音と、オレの喘ぎと、男たちの笑い声が木霊するこの場所で、オレは輪姦される。果てては、交代を繰り返し。オレの入り口からは血が溢れていたに違いない。
――た、すけ、て……。
全身が悲鳴を上げている。腰はガクガクと振るえた。
――た、す……て。
――あ、さ……と。
オレはずるりと床へ崩れた。