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第2章 貞操の危機…

一気に陽介の顔がアップになって…


「ふぅんぐぅ〜！」


唇を喰われた！


更に口の中に何か柔らかくて長いモノが侵入してきてるし…


これって…もしかして…


『ディープキッス』！？


自分に起きた事が一瞬分からなくてフリーズし掛けたが、慌てて手足をバタバタさせる。


いやぁぁぁぁっ！
私の『ファーストキッス』！！


圭ちゃんに捧げる為に１８年間！
恋心に目覚めた時から、毎日リップクリームでツヤツヤさせておいたのに。


イメージトレーニングで、どの角度から来ても受け止める練習までしていたのに！


まさか数分前に出会った暴君に、唇を奪われてしまうとは…


ショック過ぎて、立ち直れない…。