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やさしいキスをして?
第6章 さよなら?

翌日───
『マドちゃん』
『ゆうひくん』
休み時間。なぜだか今日も、このツーショットを見る羽目になった。寝不足で頭はフラフラするし、あんまり面倒なことは考えたくないんだけど…やっぱり気になる。
『…ゆうひ、今日は何の用だったの?』
『別に、用はなかったみたいだけど?』
マドカからは依然、納得いかない返事しか返ってこない。なんでなの…あぁ…頭ガンガンしてきた。
『ところであさひ、例の鷹野先輩とは何か進展あったの?』
『ん?鷹野先輩?あー…』
携帯番号の交換をしてからというもの、先輩からは時々連絡をもらっていた。

