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やさしいキスをして?
第6章 さよなら?

『そんな顔しないで?あさひの部屋に入るのは久しぶりだから、待ってる間、小さい頃の事とか色々思い出してたの。出会った頃のこととか…ね。』
『出会った頃…?あたしあんまり覚えてないや。気づけばマドカとは仲良かったもんね?』
『……そうね。あさひは昔から大好きな友達よ。』
マドカは紅茶を一口飲んでカップを置いた。
『あさひ、私はあさひとゆうひくんのこと、誰より応援してるからね!』
『え?』
『ゆうひくんとはね、昨日、あさひの話をしてたのよ。』
マドカはにっこり笑って続ける。優しく包んでくれるような、あったかい笑みで。

