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やさしいキスをして?
第6章 さよなら?

『あたしは…ゆうひのこと、ずっとただの幼馴染だと思ってて…』
仲は良いし、一緒にいて楽しいし、小さな頃からゆうひが側にいるのは自然なことだった。中学から付き合い出したけど…正直今までとあまり変わりはなくて。あたしにとって一番身近な男の子って認識しかなかった。
『だから、急に会えなくなると寂しくなった。』
二週間もゆうひと会わなかったのは、きっと初めて。あたしの生活からゆうひが消えると、こんなに寂しいのかと実感した。
『そ、それからね…その…嫌だった。ゆうひがマドカとばっかり仲良くするから……//変にイライラした気持ちが出てきちゃって…』
マドカが言ってたように、あたしは二人にやきもち妬いたんだ。ゆうひがあたしを見てくれなくなったから。

