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やさしいキスをして?
第6章 さよなら?

『変な夢!』
『…ぅえ?』
『私とゆうひくんが付き合う夢?あさひ、私に相当やきもち妬いたのね?だからそんな妄想が夢に出たのよ!』
マドカは明るく笑う。
『バカね。おかしな心配しなくて大丈夫よ!あさひがゆうひくんと上手くいったら、私だってすぐに彼氏くらい作るもん!』
『ほ、本当…?マドカ、もしかして無理してない?この際だからハッキリ……』
『うーん、じゃあハッキリ言おうか?あさひは忘れてるみたいだけど、私達って初めは仲良くなかったのよ。出会った頃、私あさひのこと嫌いだった。恋敵だったからね。』
『ええぇえぇぇぇ?!そ、そうだった…?!しかも恋敵…って、やっぱりそれじゃあ…!』
『でもすぐに失恋したわよ?ゆうひくんたら毎日毎日、くる日もくる日も、あさひしか見てないんだもん。アホらしいにも程があるじゃない。』

