この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私達が人間を辞めた日【外伝】 寿~孤独な支配者~
第6章 針
麻耶が力無く開いたままの俺の口内を貪るように舌を絡ませるのを、俺は無気力に受け入れていた。
忘れる...その選択肢も有りかもしれない...
変われないなら...乗り越えられないなら...強くなれないなら...いっそ...耳を塞いで...逃げ続けてしまえばどんなに楽だろう。
麻耶はされるがままの俺の服を脱がせていく...
俺が裸になると自らも慌ただしく服を脱ぎ、再び濃厚な口付けを交わした。
「んっ...お坊ちゃん...触っても良いんですよ?」
手首を掴まれ、麻耶の柔らかい胸に押し付けられる。
忘れよう...全部...無意識にその胸を揉む。
「あんっ...お坊ちゃん...お上手です...もっと...もっと触ってください...きゃあっ!?」
自分が何をしているのか理解できないまま...気付けば麻耶の上に跨がり...胸に顔を埋めながらひたすら胸を揉んでいた。
俺の肉棒は全く反応してないが、麻耶の乳首は卑しいくらいに尖る。
「やあっ...お坊ちゃん...そんなに引っ張っては...んあっ...」
その乳首をグリグリと摘まんでいる俺に麻耶が言うが、俺にはむしろ喜んでいるように見えた。