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私達が人間を辞めた日【外伝】 寿~孤独な支配者~
第7章 決別
麗奈の股に近付けていた顔を止め、立ち上がる。
「違う...俺は変わった...麗奈さんの言う事を聞く義務は無いよ...」
冷え切った体に熱が戻り始めるが...この熱は...怒りや憎しみといった負の感情だ。
いつまでも母との思い出にすがり...愛華を死なせてしまった弱い自分への...強烈な自己嫌悪...
「私は嬉しいんだよ?いつまでも私の言う事を聞いてくれる優しい優真君のままでいてよ?」
優しい...そんな自分はもういないはずだ。ただ俺を利用したいんだろ?俺の弱さにつけこんで...いつまでも俺に弱い自分を思い出させて...
麗奈は俺のズボンを脱がせ、反応しない肉棒を撫でる。
「今日は私もしてあげるから...本当に...大きい...直ぐに勃起させてあげる」
下着を下ろし...肉棒に口づける麗奈...
「辞めて...」
俺の拒絶の言葉を聞いても、麗奈は上目遣いで余裕の笑みを浮かべる。
どうせ俺が何の抵抗もしないと思い込んでいるのだろう。
俺は...あの頃から何も変わっていないのか...?
これからもずっと...誰かの食い物にされて生きていくのか?
いや...変わった...変わった...変わった変わった変わった変わった変わった変わった変わった変わった変わった!!!!!!
...それを...思い知らせてやる...