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私達が人間を辞めた日【外伝】 寿~孤独な支配者~
第7章 決別
今まで押さえ込まれて...あるいは自分自身で押さえ込んできた黒い感情が一気に沸き上がるような解放感...
麗奈を殴りつける事で、今までの弱い自分から脱却したと思える快感...
俺の肉棒は...数年振りに主張していた...
麗奈の反応がなくなってしまったので手を止めると、麗奈はぐったりと意識を失っていた。
頬は青黒く変色し、鼻からはおびただしい量の血を流し、顔中が腫れ上がった姿を見るだけで、ゾクゾクとした快感が込み上げ、自分の拳に走る痛みすら心地好い。
しかし...反応が無いとつまらない...
麗奈が脱いだ服を引き裂き、その布で両手を縛る。
そして麗奈の口を手で塞ぎ、鼻を抑える...しばらくして、呼吸を封じられた麗奈がビクッと震え瞳を開けるのを確認して、ようやく手を離す。
「げぼっ!!はっ...えほっ...ゆっ...優真君...もう辞めて...私が悪かったから...」
ああ...麗奈が泣きながら懇願する姿は俺に極上の快楽を与える。
俺は何かに取り憑かれたように再び拳を打ち付ける...
麗奈の頬が変形する感触がする度に...今までの嫌いだった自分が消えていく気がする。
弱かった自分...勇気が無い自分...誰かにすがっている自分...愛華を救えなかった自分...
...そして...優しかった自分が...消えていく...