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トラワレテ…
第6章 確信
「社長もいつにも増して素敵ですよ?
女の子達の目線が凄いです…ね。」


「当たり前じゃない(笑)ま、興味ないけどぉ〜♬*゜」

「ふふっ。」

「ユリ。アンタ人の事ばっか言ってるけど、
わかってんの?」


「えっ?何がですか…?」

「馬鹿ねぇ…。ここに入っただけで何人の男がアンタを見てるか…。わかってんの?紹介したげるから、いい加減イイ男捕まえなさいよ!」


「!!!…急に帰りたくなってきました…。」


「イヤよ!アタシもカワイイ子見つけるンだからっ!ユリ!!行くわよっ!」


そんなガールズトークが交わされてるとは知らず、周囲の熱い視線は二人に注がれていた。





外資系の某有名雑誌が開催したパーティはとても華やかで、普段ガーデンウエディングで使われている中庭には様々な大きさのキャンドルが飾られ幻想的な風景を演出されている。


何件かのお得意先への挨拶を済ませた時、


「いいの見つけたわよ!ユリ、いらっしゃい♬*゜」


と、社長は一人の男性に声を掛けた…。






「城太郎く〜ん!盛況なパーティぢゃなぁ〜い!」


「龍夜さん!お久しぶりです。
お陰様で、今の所順調な様ですね。
今日はまた、素敵な方と御一緒なんですね…。」


「うふっ。ユリはウチの店の娘よ。
アタシの右腕!なかなかやるわよぉ!
ユリ。コチラはこのパーティの企画をしたイベント会社の副社長の茂森さんよ。」


「初めまして。モントレゾ-ルの山内と申します。
素敵なパーティですね!」


「ありがとうごさいます。あ!紹介しますね。」


そう言って茂森さんが、後ろにいた男性に耳打ちをした。



振り返った男性の姿を見てユリは驚いた…。



「…?!………ユリ…ちゃん?!」


「馨さん…!」


固まる二人を不思議そうに見る社長と茂森さん…。


「なんだ?馨…?知り合いなのか?」


「…!あぁ。まさかこんなところで会うとは…。
こんばんは。ユリちゃん。」


「こ、こんばんは…。びっくり…しました…///。」



赤くなるユリを見た社長は何かにピンときたのか、
茂森さんに目配せをし、行ってしまった。







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