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トラワレテ…
第7章 氾濫
足の間にユリを立たせると、

髪を寄せドレスのホックが外された。


胸元を覆っていた部分がハラリと落ち、

下着をつけていないバストが顕になる。



「………やっ………。」


恥ずかしさで、隠そうとするユリの手首を優しく掴むと。


『ダメ………隠さないで…。

ユリの綺麗な躰……全部、見たい………。』


熱っぽく言われ、

ユリの甘い痺れはどんどん広がってゆく。



ドレスを床に落とし、

破られたストッキングの部分を

触れるか触れないかの絶妙なタッチでなぞると

優しく脱がされる。


腰を抱き寄せられ、

ユリの胸元に頭を埋めながら


「俺も脱がせて…。」


そう言って馨はユリを解放する。




ジャケットを脱がし、ジレのボタンを外す。


震える手でシャツのボタンを外すユリを

愛おしそうに見つめ、ユリの背中に回した手で

袖のカフスを外す馨。



シャツを落とすと、

逞しい胸板から繋がる見事に割れた腹筋。


(キレイ………………。)



「なに見蕩れてんの…?」


少しイジワルな顔で笑い、立ち上がる馨さん。



真っ赤になりながら、

ベルトのバックルを外すユリの髪を梳き、

頭にキスをする。



ズボンを脱がそうとすると、

既に熱く屹立したモノが引っかかる…。

恥ずかしさで顔も見れないユリ。



『はやくユリと繋がりたい…。』


向かい合う二人の間の空気がどんどん熱を帯びる。


体の奥がジンジンする…。



「アイツに触れられた所、キレイに流そう…。」


ユリの手を引き、バスルームに連れていくと

馨さんは先にシャワーを捻った。



下着を脱がし合い、湯煙の立ち込める中

抱き合う二人。



肌と肌とが触れ合った瞬間、

電流が走った様な錯覚を覚えた。



『俺が…全部キレイにしてやる…。』



頭からシャワーをかぶりながら、

今日初めての、熱いくちづけを交わす。


求めるままにお互いの舌を貪りあう二人。

漏れる吐息がどんどん熱を帯びる。



いくらしても足りない…

もっと…!もっと…!もっと………

二人のキモチが重なり合い、互いを昂らせる。





















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