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例えば、こんな...
第8章 女子高生と先生と #1
西園寺が視線を前に戻し、河合と何か言葉を交わす。その端正な顔が綻び、河合も一緒に笑っているのが連想されてますます俺の気分はヘソを曲げる。
見ていられなくて視線を空に外した。
参った……
河合への恋情を自覚したところで何も出来ない。
俺は教師で河合は生徒……
まかり間違って手を出せば、犯罪者。
叶えようがない。
……不毛だな。
浮かぶのは自嘲の笑み。
分かっていても、そう簡単に諦められそうもない。
河合が誰かと付き合えば大人しくなるのか……
例えば……西園寺。
アイツは間違いなく俺と同じ、河合を見てる。さっき放たれた敵意は宣戦布告。
二人が今の様に並んで歩く所を想像してみる。
モデルなだけあって、西園寺の外見は難の付けようがない。整った顔に小さな頭。軽く八頭身は越える長身で、スタイルも良い。
成績は常にトップスリーに名前を連ね、モデルの仕事を始める前、中学の頃バスケのベストプレイヤーに選出された過去を持つ。
華やかで女受けが高い割りに男友達が多いのは、性格も悪くないから。女性に対する当たりも良くて、王子と称されるだけはある。
所謂パーフェクトな男である事に異論はない。
見ていられなくて視線を空に外した。
参った……
河合への恋情を自覚したところで何も出来ない。
俺は教師で河合は生徒……
まかり間違って手を出せば、犯罪者。
叶えようがない。
……不毛だな。
浮かぶのは自嘲の笑み。
分かっていても、そう簡単に諦められそうもない。
河合が誰かと付き合えば大人しくなるのか……
例えば……西園寺。
アイツは間違いなく俺と同じ、河合を見てる。さっき放たれた敵意は宣戦布告。
二人が今の様に並んで歩く所を想像してみる。
モデルなだけあって、西園寺の外見は難の付けようがない。整った顔に小さな頭。軽く八頭身は越える長身で、スタイルも良い。
成績は常にトップスリーに名前を連ね、モデルの仕事を始める前、中学の頃バスケのベストプレイヤーに選出された過去を持つ。
華やかで女受けが高い割りに男友達が多いのは、性格も悪くないから。女性に対する当たりも良くて、王子と称されるだけはある。
所謂パーフェクトな男である事に異論はない。