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例えば、こんな...
第10章 バカンス
「タオル巻いて脱ぐか、あっちで脱いでくるかどっちかにして」
今しがた出てきた更衣室を示すと真純は首を傾げつつも
「脱いできます」
素直に従って戻って行った。
分かってなさそう様子にため息が吐いて出る。
男の目を引く容姿にコンプレックスがあるくせに、たまに驚く程無防備で困る。
何となく心配で、立ったまま真純を待つ。少しして更衣室から出てきた彼女の姿に頭が痛くなった。
ヒップラインが見えそうでギリギリ見えないパーカーの丈から伸びる白い足。遠目にも滑らかなで柔らかそうな腿にどうしても目が行って、分かっていても身体が反応する。
たまたま通りかかった男共の、スレ違い様に投げる好色な視線が気に食わない。
ふざけるな
「真純」
早く来いよ
不必要に名前を呼んで牽制する。
違う方向からも飛んで来る羨望の眼差し。尽(ことごと)く無視して真純に手を伸ばした。
俺の心配を他所に、真純は嬉しそうに口元を綻ばせて駆けてくる。
俺だけしか見えてないその様子に安堵して。でも周囲の男共にこれ見よがしに手首を掴んで抱き寄せた。
「たっ、拓真さん?」
困惑気味に名前を呼ばれる。
今しがた出てきた更衣室を示すと真純は首を傾げつつも
「脱いできます」
素直に従って戻って行った。
分かってなさそう様子にため息が吐いて出る。
男の目を引く容姿にコンプレックスがあるくせに、たまに驚く程無防備で困る。
何となく心配で、立ったまま真純を待つ。少しして更衣室から出てきた彼女の姿に頭が痛くなった。
ヒップラインが見えそうでギリギリ見えないパーカーの丈から伸びる白い足。遠目にも滑らかなで柔らかそうな腿にどうしても目が行って、分かっていても身体が反応する。
たまたま通りかかった男共の、スレ違い様に投げる好色な視線が気に食わない。
ふざけるな
「真純」
早く来いよ
不必要に名前を呼んで牽制する。
違う方向からも飛んで来る羨望の眼差し。尽(ことごと)く無視して真純に手を伸ばした。
俺の心配を他所に、真純は嬉しそうに口元を綻ばせて駆けてくる。
俺だけしか見えてないその様子に安堵して。でも周囲の男共にこれ見よがしに手首を掴んで抱き寄せた。
「たっ、拓真さん?」
困惑気味に名前を呼ばれる。