この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
例えば、こんな...
第10章 バカンス
太陽光で表面だけ少し暖められた水。中に入るとひんやりと冷たくて、火照った身体に心地良い。
先に入って真純の正面に立った。そんなに水深は深くない。みぞおちから下が浸かる程度。両手を差し出し
「おいで」
笑いかけると、真純は少し恥ずかしそうにはにかんで右手を俺の左手に重ねた。ゆっくりと上体を傾けてくる。左手も手に取り、両手を首に回させた。脇を抱え上げてそっと中に下ろす。
「ひゃっ……冷たい!」
小柄な真純は俺と違って胸まで浸かる。足を付いた瞬間軽く飛び跳ねた彼女にすがり付かれた。
「っ!」
思いも寄らない行動。
「あっ」
それは真純にしても同じだったらしい。弾けるように腕を解かれ、咄嗟に腰を強く引き寄せた。冷たい水の中で触れ合う肌の温かさにドキッとする。
「寒い?」
「いっいいえ、大丈夫です」
真っ赤な顔を隠すように俯いて、頭を小さく左右に振る。キュッと両腕を掴み額を擦り付ける仕草に、甘えられてるようで口元が緩む。

……可愛い

つむじに顎を乗せ、華奢な身体を抱き締めた。
「たっ、拓真さん……」
パッと離れた手。焦ったように肩を叩かれて、水の跳ねる音がする。
/276ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ