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例えば、こんな...
第10章 バカンス
動くたび丸く柔らかな胸が俺の身体に押し付けられて形を変える。視覚的にも触覚的にも最高に気持ちイイ。

ソソラレル。

最近ようやく丸みを増してきたけれど、真純はそれでも十分細い。
でも胸も腿も柔らかくて、何というか……ふわふわ。
肌自体が柔らかくて滑らかで、手のひらに吸い付いてくる。気持ち良くて、何時まででも触っていたくなる。
そばにいるとつい手が伸びて、触っているとほぼ百パーセント欲情する。
それはもう、当然。今、も……

だから、駄目だろ。

そう思いつつも、一糸まとわぬ真純の肌に滑らせる手は止められなくて。
「ん……あ……ぁん……」
小さく啼いて、仄かに肌を上気させ始めた真純に口角が上がった。

あんだけヤッたのに、まだ反応するの?
……堪んない。

腰から背中へ指先をそっと這わせると
「ひ、あっああっ」
びくびくと身体を震わせて真純が目を開けた。
「ぁん、やっ、た、拓真さん?」
俺の身体の上で身を捩る。擦りつけられて、体温が上がる。

ね、真純、それワザとだろ?

「仲良く、シよっか?」
「っ!……やっ、ぁっあん」
赤く染まる真純をひっくり返し、のし掛かるように唇を奪った。
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