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例えば、こんな...
第10章 バカンス
「ん、良い子」
額に口付けて上体を起こす。
トロンとした瞳に見上げられて、吸い寄せられるように唇を重ねた。
「んっ」
閉ざされた瞼。端を縁取る長い睫が小刻みに震える。
このまま繋がりたいと願う欲を抑えて身体を引き剥がした。
「ちょっと待ってて」
下に敷いたバスタオルを腰を抱えてそっと引き抜く。隠すように身体を包んでその場を離れた。
足早に向かった脱衣室で大きく息を吐く。
追って入った俺に背中を流すと言って誘ってきたのは真純だった。
……俺が曲解したのか?
いや、でもするだろ?普通。
素手で洗われたりしたら。
……
とにかく、明日は朝早い。これ以上の無茶はするなよ。
鏡の中の自分に言い聞かせ、バスタオルとローブを掴んで寝室へ戻った。
ベッドに近付くとゆっくり真純が目蓋を開ける。熱に溶けた瞳に俺を写し、ふわりと微笑む。ゆったりした動きで手を伸ばしてきた。
「たくまさ……」
甘えた声で名前を呼ばれ、熱く、なる。
あーヤバい
戒めたばかりなのに、めちゃくちゃに、シたい……
手を取り、淡く色づく指先に口付けた。
額に口付けて上体を起こす。
トロンとした瞳に見上げられて、吸い寄せられるように唇を重ねた。
「んっ」
閉ざされた瞼。端を縁取る長い睫が小刻みに震える。
このまま繋がりたいと願う欲を抑えて身体を引き剥がした。
「ちょっと待ってて」
下に敷いたバスタオルを腰を抱えてそっと引き抜く。隠すように身体を包んでその場を離れた。
足早に向かった脱衣室で大きく息を吐く。
追って入った俺に背中を流すと言って誘ってきたのは真純だった。
……俺が曲解したのか?
いや、でもするだろ?普通。
素手で洗われたりしたら。
……
とにかく、明日は朝早い。これ以上の無茶はするなよ。
鏡の中の自分に言い聞かせ、バスタオルとローブを掴んで寝室へ戻った。
ベッドに近付くとゆっくり真純が目蓋を開ける。熱に溶けた瞳に俺を写し、ふわりと微笑む。ゆったりした動きで手を伸ばしてきた。
「たくまさ……」
甘えた声で名前を呼ばれ、熱く、なる。
あーヤバい
戒めたばかりなのに、めちゃくちゃに、シたい……
手を取り、淡く色づく指先に口付けた。