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例えば、こんな...
第12章 女子高生と先生と #2
「あぁ、良いよ。気にしなくて。具合の悪い人を看るのは当然の事だろう?」
「いえ、でも、助かったので……」
「そう?わざわざ良かったのに」
斎藤先生は気を使ってくれたんだと思う。でも、さっき騒がれてしまった事もあって、迷惑だと思われてる様な気分になる。
斎藤先生の顔を見れないまま、頭を下げた。
「アイスノンもお水もありがとうございました」
声が震えなかった事にホッとする。頭を起こして踵を返し、そのまま帰ろうとした、時……
「しばらく休んでたみたいだけど、体調はもう良いの?」
斎藤先生に話し掛けられた。
驚きにビクッと肩が上がる。ゆっくり振り返った斎藤先生は優しい目で私を見てくれていて。トクンと心臓が跳ねる。
「……っあ、はっ、はい」
「良かった」
落ち着いたテノールが染みる様で、胸がジンと熱くなった。
「急に熱を出す事はよくあるの?」
「……はい、小さい頃は」
心臓がドキドキしてる……
「さ、最近は落ち着いていたので、あそこまで高い熱が出たのはちょっと久しぶりです」
「そっか……」
そう言って斎藤先生がふっと笑う。
「お茶入れるから、水分補給して帰りな?」
柔らかな声に誘われて、ふらふらと足が前に出ていた。
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