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例えば、こんな...
第1章 先生と男子高生
見下ろす先で、言葉を詰まらせながら真純ちゃんの顔が赤くなっていく。
「生徒……生徒じゃなくなったら良いんですね?」
「……えっ?」
俺の返しを予想もしていなかったのか、真純ちゃんが大きく目を開いて
「良いんですよね?」
俺の勢いに押されるように頷いた。
「う、うん」
パチパチと瞬きしてる。
よし!
頷いた!
「じゃあ卒業式、卒業式の日、開けておいて下さい」
内心ドキドキしながら冷静を装う。
「卒業式の日?」
「そう。卒業したらもう生徒じゃないですよね?」
「…………」
正確には三月末まで生徒らしいけど、気付かれないよう言葉を重ねた。
「俺頑張るんで、卒業のお祝いに式の後の真純ちゃんの時間、全部下さい」
怪しまれないよう真面目な顔でじっと目を見る。
「あ……ぇ……」
「下さい」
繰り返すと真純ちゃんの眉が少し下がった。
「わ、分かった。開けておくね」
望み通りの言葉をくれた。
「約束、して下さい」
「うん、約束」
ニコッと笑った真純ちゃん。
俺が何するつもりか、想像もしてないに違いない。
「生徒……生徒じゃなくなったら良いんですね?」
「……えっ?」
俺の返しを予想もしていなかったのか、真純ちゃんが大きく目を開いて
「良いんですよね?」
俺の勢いに押されるように頷いた。
「う、うん」
パチパチと瞬きしてる。
よし!
頷いた!
「じゃあ卒業式、卒業式の日、開けておいて下さい」
内心ドキドキしながら冷静を装う。
「卒業式の日?」
「そう。卒業したらもう生徒じゃないですよね?」
「…………」
正確には三月末まで生徒らしいけど、気付かれないよう言葉を重ねた。
「俺頑張るんで、卒業のお祝いに式の後の真純ちゃんの時間、全部下さい」
怪しまれないよう真面目な顔でじっと目を見る。
「あ……ぇ……」
「下さい」
繰り返すと真純ちゃんの眉が少し下がった。
「わ、分かった。開けておくね」
望み通りの言葉をくれた。
「約束、して下さい」
「うん、約束」
ニコッと笑った真純ちゃん。
俺が何するつもりか、想像もしてないに違いない。