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例えば、こんな...
第3章 御礼
「ダーメ」
努めて明るく断って、靴を脱ぐために腕を解いてくれた拓真くんの中からすり抜けた。すかさず後ろに付いてきて
「どうしてですか?」
聞いてくる口調が不満そう。
「拓真くんが、好きだから」
「……」
何も返して来ないけど、荷物を置いて振り返った拓真くんがムクレてる。
「拓真くんの事、大事にしたいの。ずっと一緒に居たいから。ね?」
背の低い私は必然的に拓真くんを見上げる形になって
「……ズルいです」
拓真くんは眉を寄せ
「そういう言い方。俺真純ちゃんを困らせるガキみたいじゃないですか」
悔しそうに顔を背けた。
はぁと小さく息を吐く。
「俺だって真純ちゃんのこと大事だし、ずっと一緒にいたい」
擦れた声で呟いて奥歯を噛み締めたのか、こめかみに力が入った。
「あぁ!もう」
吐き出すように言ってガバッと抱き付いてくる。

私も、拓真くんと一緒にいたいよ。いつも隣にいたい。

……きっと、色々我慢させてるんだよね。
ごめんね。

でも、ダメ。
今は、駄目。
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