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例えば、こんな...
第4章 先生と男子高生 #2
頼むから、俺にマジになんないで……
千尋の泣き顔は見たくない

「うんってお前それ世界狭過ぎだろ。もっと外見て良い男見付けてこいよ」
「たっくんより良いオトコなんていないもん!」

……ミスった
やぶ蛇だ……

「俺の事スケベじじぃ呼ばわりして来なくなったくせによく言うわ」
「それは来るたびたっくんが違う女の子とエッチしてたからでしょ!」
「今でもしてっけど?」
「……さいってー!」
バンッと両手でテーブルを叩いて千尋が立ち上がった。
「へーへーサイテーな男ですよ」
「何で好きになっちゃったんだろう」
チャラけた俺にぶつぶつ怒り散らしながら近づいてくる。
「何?千尋も俺とヤりてぇの?」
下品に聞いても、千尋はまたも乗ってこない。
「ヤりたいよ!」
「っはぁ!?」
「いっつもこれ見よがしに私の前でベロチューしたりエッチな事したりして!私だってたっくんとチューしたいし、エッチしたいの!」
「まっ千尋、待て!」
千尋にキスされそうになって、急いで立ち上がった。
「何で逃げるの!」
隣の椅子に引っ掛かって動きが止まった隙に、千尋が俺の首に縋り付く。
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