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例えば、こんな...
第4章 先生と男子高生 #2
靴を履いてるとわざわざ出て来たお袋にニヤニヤ笑いながら肩を叩かれた。
「まぁ、頑張って」

……何だそれ

「行って来ます」


真純ちゃんのマンションは一つ隣の駅の近くにある。家からは自転車で二十分。
車庫から自転車を出していると
「たっくま」
結芽の声がした。

何で俺の家知ってんの?

振り返ると愛と並んで立つ二人。
「……どうしたの?」
「卒業式の後会えなかったから、会いに来た」
笑顔で話す結芽と違って、愛の瞳には涙が浮かんでる。
「どっか行くの?」
「あぁ……うん」
「そっか……」
頷いた俺に結芽がちらりと愛を見る。二人してじっと目を合わせ、それからまた見上げてきた。
「あのね、来年拓真上京しちゃうでしょ?」
無事都内の第一志望の大学に受かって、来月頭には向こうに引っ越す事が決まっていた。真純ちゃんと離れる事に迷いはあったけど、将来の事を考えると妥協出来ない。
「……うん」
「その前に三人で遊びたい」
愛が両手をギュッと握るのが目に入った。
「ごめん、無理」
「何でか聞いていい?」
まっすぐ俺を見上げて結芽が聞いてくる。
「……大事な人が、出来たんだ」
俺の言葉に二人とも驚いたように目を見開いた。
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