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例えば、こんな...
第4章 先生と男子高生 #2
「何で?いつから?お互い受験勉強で忙しいからって言ったじゃない」
愛が涙目で近づいてきた。
その勢いに一瞬怯みそうになる。でも教えられない。
「うん、言った。本当にそう思ってたし」
「じゃあ何で!」
愛が自転車越しにグイッと詰め寄ってくる。
「何でかは分かんない。気が付いたら好きになってた」
「アイたちは?」
「好きだったよ」
結構好き勝手遊んできたけど、愛と結芽は可愛いと思ってた。大事にした方だと思う。
でも真純ちゃんは、何と言うか次元が違う。どこがとか、何がとかじゃない。全部が愛おしい。
自分が女の人を大切にしたいと思えるようになるなんて、想像もしなかった。
「前みたいには遊ばないの?」
聞いてくる愛の隣で結芽がじっと俺を見ている。
『前』ってとっかえひっかえしてた時期の事?
「遊ばない」
遊びたくない。
「何」
「アイ、帰ろ?」
愛の言葉を結芽が静かに遮った。
「ユメ……」
「拓真、ちゃんと大事に思える人が出来たんだよ」
…………
「もう、ユメたちとは遊べない。分かるよね?」
「……」
じっと結芽を見つめてる。しばらくして、愛が小さく頷いた。
愛が涙目で近づいてきた。
その勢いに一瞬怯みそうになる。でも教えられない。
「うん、言った。本当にそう思ってたし」
「じゃあ何で!」
愛が自転車越しにグイッと詰め寄ってくる。
「何でかは分かんない。気が付いたら好きになってた」
「アイたちは?」
「好きだったよ」
結構好き勝手遊んできたけど、愛と結芽は可愛いと思ってた。大事にした方だと思う。
でも真純ちゃんは、何と言うか次元が違う。どこがとか、何がとかじゃない。全部が愛おしい。
自分が女の人を大切にしたいと思えるようになるなんて、想像もしなかった。
「前みたいには遊ばないの?」
聞いてくる愛の隣で結芽がじっと俺を見ている。
『前』ってとっかえひっかえしてた時期の事?
「遊ばない」
遊びたくない。
「何」
「アイ、帰ろ?」
愛の言葉を結芽が静かに遮った。
「ユメ……」
「拓真、ちゃんと大事に思える人が出来たんだよ」
…………
「もう、ユメたちとは遊べない。分かるよね?」
「……」
じっと結芽を見つめてる。しばらくして、愛が小さく頷いた。