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例えば、こんな...
第4章 先生と男子高生 #2
愛がゆっくり身体を引いた。その手を取って結芽が俺を見上げる。
「拓真、邪魔してごめんね」
「……」
「良かったね。その人のこと、大事にしてあげて?」
ニコリと笑われて頷いた。

結芽はどこまで気付いているんだろう……

「……ありがとう」
俺の言葉に結芽が笑う。
「バイバイ」
ちらっと結芽を見て愛も少しだけ口角を上げた。
「バイバイ」
二人に手を振られ、自転車に跨る。
「行くね」
「うん」
応えたのは結芽。愛は黙ったままで小さく頷く。
身体を起こし、一気に自転車をスタートさせた...


まだ冷たい風を切り、坂を上がり公園の脇を通り、住宅街を抜けていく。
三つ先の四つ角を右に曲がると真純ちゃんのマンションがそこにある。逸る気持ちを抑えて、自転車を漕ぐ脚に力を込めた。

マンションの裏にある駐輪所に自転車を止め、エントランスへ回る。
少し上がった呼吸を整えながら、ガラス戸に写る自分を確認する。前髪を直し、時計を見た。

もう二時半になるし……
こんなに遅くなるとか予想外。昼も一緒に食べる予定だったんだけど……

ため息をこぼしそうになって、深呼吸に切り替える。
部屋番号を入力し、インターホンを押した。
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