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例えば、こんな...
第4章 先生と男子高生 #2
いつも必ず言われるうがい、手洗いを済ませてるとコーヒーの香りが漂ってきた。
キッチンで真純ちゃんがコーヒーを淹れてくれていて、これがまた嬉しい。真純ちゃん紅茶派なのに、俺のためにペーパードリップで淹れられるようにわざわざ揃えてくれた。
「ありがとうございます。良い香りします」
「そう?コーヒー上手に淹れるのって難しいね」
チラッと振り返って、またキッチンに向かう。その後ろに歩み寄った。
お湯を注ぎ終わるのを待って、お腹に両手を回す。
「んっ、危ないよ」
ピクンと肩を震わせて真純ちゃんが身体を固くする。
「ですね。ポット置いて下さい」
そっと取り上げ、手を伸ばしてコンロに置いた。
「たっ拓真っくん」
後ろから抱き締めた俺を呼んで身動ぎする。
「はい」
逃れようとする真純ちゃんに構う事なく、後頭部から耳の後ろ、細い首へとキスを落とした。その都度ピクンと肩が上がる。
「こっコーヒー、全部、落ちちゃう、よ?」
少し上ずった声に口角が上がる。

そんな事まで気にしてくれんの?
ホント、可愛い

首筋を這うように唇と舌とを滑らせると
「ぁっ、やっ」
身を捩って甘い声に変わる。
「ねっ、ダメっ、あっ、ぅん」
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