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例えば、こんな...
第4章 先生と男子高生 #2
上からじっと見下ろすと、真純ちゃんがパチパチと瞬きをする。
「た、拓真くん?」
何故か疑問系な口調が可愛い。
「旅行、ありがとうございます」
「あ、う、うん」
また瞬きをして頬の赤みが増していく。
「楽しみです」
「うん、た、楽しもうね」
ようやく真純ちゃんが笑顔になった。恥ずかしそうに、はにかんだ感じが堪らなく俺を刺激する。

あーもう、本気で喰いたい

ゆっくり頭を倒すと目に見えて真純ちゃんが身体を緊張させた。
チュッ……音を立てて唇にキスをする。角度を変えて、もう一度チュッ。
軽く下唇を啄むようにチュッ、チュッ……チュッ……
「んっ……」
小さな声の後、真純ちゃんがキュッと唇を固く合わせた。それがふわりと緩む。柔らかくなった唇にチュッと軽く吸われて、背中が震えた。

何、今の……
すげー気持ちイイ

互いの唇をリップ音を立てながら味わって、痺れる程の快感に酔いしれる。
舌と舌が触れ合ったと思ったら、直ぐに逃げられた。
ほんの僅かな接触に却って煽られる。熱くなった腹の底。
追うように舌を滑り込ませた。ビクッと身体を震わせて、でも逃れようとはしない真純ちゃんに気分が上がる。

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