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例えば、こんな...
第4章 先生と男子高生 #2
腕をついて這い上がる。ギシリと音をたててベッドが軋んだ。

すげードキドキしてきた……

布団の上から真純ちゃんに寄り添って、丸い塊を抱き締めた。布団越しにでも真純ちゃんの身体が固くなってるのが分かる。

……緊張し過ぎじゃね?
まさか、初めて?
の訳ないか。
真純ちゃん俺より六歳も上だもんな……
見えないけど

ふと真純ちゃんの初めてを想像してムッとする。
きっと今の比じゃないくらい、真っ白で純情な真純ちゃんが俺以外の男にどうこうされたのかと思うと腹立たしい。
過去にとやかく言ってもイミがない。
大体自分だって、いや俺の方こそ歳の割に遊んでる。真純ちゃんの事言えた義理じゃない。
別に後悔もしてないけど……

「俺も、入って良い?」
布団の上から聞くと、頭の位置にある丸みが頷くみたいに小さく動いた。

じゃ、遠慮なく……

一度脇に降りて布団の中へ滑り込む。近寄ると中がふわりと暖かい。
腕を伸ばし、真純ちゃんの小さい身体を抱き寄せた。ビクッと肩を竦め、でも大人しくしてる。お腹に腕を回して上体を密着させる。俯いた後ろ頭に鼻を埋め、甘い香りを深く吸い込んだ。

あー幸せ……
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