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暁闇
第8章 好意と好きと
「……くっ」
その顔がおかしくて、腕を離して俺は大笑いした。
「ははっ! 冗談だって!」
「……っ、翔悟さん!?」
「お前マジ可愛いな」
「うう……なんすか、もう!」
丈はラグにごろんと横になり、じたばたと暴れて。
その様子があまりにもおかしいから、俺はにやにやしながら、再びパソコンに向かった。
「……はああ、もう。ほんと何なんすか――……」
「ん?」
「翔悟さん、至近距離のその破壊力、自覚した方がいいっすよ」
「は? 意味わかんねーし」
はあ……と、丈は溜め息をつきながら起き上がり、俺の方をじっと見て。
「んー?」
視線に気づいた俺は、声だけを丈に送る。