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暁闇
第8章  好意と好きと


あおいさんは、いつも優しい。
その穏やかで柔らかな物腰。
会っていると、癒される。

交わす会話も、心地がいい。
相談事も、まず全部聞いてくれて。一度ちゃんと受け止めてくれてから、その上で他の考えを提示してくれたりする。
相談しなければよかった、なんて感じたことがない。

そう。一緒に時間を過ごすたびに俺は……今日、あおいさんに会えてよかった、って。
いつもそんなふうに思うんだ――――。


「……丈」


その言葉に、彼はすぐに反応する。
なに? と。


「……俺、あおいさんに好意、持ってる。それは確か」

「翔悟さん――――」

「でも、それが好きかどうか、とか……正直まだよく分からないんだ」

「ん――……。
その、好意と、好きって、なんか違うの?」

「え?」

「好意イコール好き、じゃないんだ?」


ストレートに聞かれ、俺は少し言葉を詰まらせる。


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