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オオカミ君のホンネ
第17章 三度目の正直
「いーーーッはッははははははははは(笑)さ…さ…3Pも知らねえの!?……ブフッ…ギャハハハハ!」


一旦止まったと思ったのに正樹はまた笑い始めた。
…俺はエロに関しての知識は異常に少ない。それはレイプされたことが応えているからだ。

「そ…そんなにも笑わんでええやんか……染詠が可哀想やで。」

顔を真っ赤にしながらも幸は必死に俺を庇う。その様子は思わず頬が緩む光景だった。

(…幸が真っ赤になると言うことは、絶対イケない事だな。

なんて思いながらも、
「本当だよね~!そこまで笑わなくてもいいのに!やっぱり幸大好き!」

と大袈裟に幸に抱き付いて見せる。


………が、次の瞬間俺は正樹の腕の間にすっぽりとはまっていた。

「え…」

その速さには幸も驚きを隠せていない。

正樹の顔からは笑いがきえていて、真面目な顔付きになった。


「染詠は渡さねえぞ。いくらカップルだからとはいえ俺だって好きになったもんをホイホイ放すわけにはいかない。…奪うからな。」


その発言には流石に頬が引きつった。




「染詠……俺はお前が好きだ。」
 
正樹は一呼吸すると顔を真っ赤にして俺に向き合って呟いた。小さかったけれど、確かに聞こえた。










 「………愛してる。」
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