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第21章 義弟

染詠side


～始業式～

「……え～続きましては転入生を紹介です。」

転入生の紹介でステージの上に立つ金髪のイケメンに女も男も目が釘付けでおまけに黄色い声が飛び交う。

ちなみに，夏亜はかなりのイケメン(金髪)で二学期から隣合わせの女子校と合併ともに理事長がミキの親父になった。

なんともまあ信じがたい話だ。

「尾崎夏亜です。宜しくお願いします。」

名字が同じなのは親父さんの名字が母さんと同じだったという奇跡だ。

「夏亜君は一年Ｂ組に入ります。仲良くしてください。」

司会の言葉に俺のクラスの女子ともにゲイが喜んだ。

(俺のクラスに入るのか……


俺は夏亜のことよりミキがＡとＢとＣのどこに入るのかが気になって、気が気でなかった。