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オオカミ君のホンネ
第22章 君の為なら
幸也side

「……染……詠ぁ…グスッ…」

どうしても染詠を想うと涙が滲み出てくる。

ケータイを開くと、未だに待ち受けに設定された染詠とのツーショット。

笑って俺に抱きついた染詠。

連絡先のフォルダーにさえ染詠の番号が消せずに残っている。

掛けようと番号を選びかけても、再び電源を切った。

『お前の無神経なところが嫌い』


「ハハッ!…ホント、俺無神経だなぁ…」

染詠を想っているのに、諦めようとミキに手を出したり、電話さえ掛けられない意気地なし。
それでも右手が染詠の手の感覚を覚えてる。
なにかを握るたびに染詠を思い出して、頭から離れない。


『…幸!』

染詠の顔や声、肌触りさえも身体に染み着いてる。

染詠の全て、全てが愛しい。


「ハッ…ハハハハハハハハハ…ハハ…」

投げ捨てたケータイを手に取って染詠の番号をタップする。


尾崎 染詠

080-××××-××××



もう一度タップして番号に掛けた。

プルルルルルルル…プルルルルルルル………プツッ

『…もしもし』




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