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オオカミ君のホンネ
第22章 君の為なら
???side


プルルルルルル…プルルルルルル…

『もしもし』

ケータイからくぐもったなまりのある声が聞こえる。

「あ、兄さん?染詠…だっけ?あの人、あんたの無神経なところが嫌いなんだって(笑)」

『マジか……うぅ…染……詠ぁ……』

兄さんはアイツに逢ってから泣き虫になった。…感性が豊かになったとでも言っておこう。

「泣くなよ~(笑)結局諦めないんだろ?
もっかい謝って、話し合えば?」

『う゛…う゛ん…グシュッ…ありがどう槊也…』

「ん、でも、あの人兄さんにキレてるから気をつけて(笑)」

『わがった…ばいばい…ズビッ……』


プチッ……パタン

ケータイをしまって男を追いかける。

「おい!染…詠……」

追いついて触れようとしたときだった。

目の前に現れた、綺麗な赤髪の端整な顔立ちの男。

目は薄い栗色で全てを見透かしてるようだ。


「……染詠に近付くな。」


それだけ呟くと、向きだけ変えて染詠を連れて消えた。

なんだアイツ……


何者かは分からないが、兄さんに一波乱あるのは間違いナシだな。
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