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嘘でもいいから
第5章 初めてを貴方に
「…そろそろ行かないとヤバイかな。
優花ちゃん、目…
潤ませちゃってかわいいね。
それに…今日はお酒入ってないから…
優花ちゃんの甘い味が
よーくわかったよ」


ハハハと笑いながら
向井さんはオフィスに戻って行った。


何それ、恥ずかしい…!


「…あれ?蓮水さん…豆切れてるの?
早くやらないと始業だよ~?」


入れ違うように女の先輩が入って来て
私は大急ぎで準備を整える。

そして何とか始業に間に合うように
席に戻ると…涼しい顔をして座っている
向井さんがいた。


何だかからかわれてるみたい…
そう思ったけど、
その後トイレに行って私は驚いた。

私のスカートの中は
ストッキングまでヌルヌルに、
恥ずかしいくらい濡れてしまっていたのだ…
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