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第12章 カズの決意

「カズ?」


「マコト…俺、今のままじゃダメなんだ。学校ちゃんと卒業して就職したら、経済的にも、俺自身つくし、マコトに食わせてもらってんの…正直…嫌なんだ…自分で働いて…少しでもマコトを安心させたい………プレゼントだってしたい…」

「カズ……」


「今から真面目に学校行っても、ダメかもしんねーけど、やるよ俺、卒業する、今日から勉強もするから…あまり相手してやれねー…かもしれねぇ…けど」

「カズ!!嬉しい!!そんなこと考えてくれてる…って…嬉しい!!嬉しい!!嬉しい!!」

抱きつきベッドに倒れた

「こら!!やめろ!!遅れちまう!!」

「大丈夫!!俺が送ってく!!」

「バカやろ!!あんなスポーツカーで登校したら恥ずかしい…だろ…歩いて行く。」

「わかった。カズ…ありがと…」

制服に着替えマンションを出た

「行ってらっしゃい」


しばらくすると、ドアが開き、カズが入ってきた

「カズ!!忘れもの?」

「あぁ…忘れもの」

マコトを抱きしめキスをする
「カズ…」

「キス…忘れた。マコト……………愛してる……行ってきます」


マコトの目から涙が流れた

「カズ……カズ、ありがと…ありがと」


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