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夢
第17章
再会
「次の方どうぞ」
いつも通りの時間が戻る
「先生、これで最後です、お疲れ様でした」
「うん、そういえば…山田さん…どうしたの?」
「しばらく休みたいって連絡あったみたいです」
「そっか。」
戻ってくるのを待つしかないと思った
仕事を終え帰ろうとした時
「先生!!急患です!!…あの…いつかの患者さんです…」
救急に向かうと…あの女、ミナミが運ばれてきた
「容態は…どうなんですか!?」
救急隊員に聞く
「薬物中毒の可能性があります!!」
「なんだと!?すぐに外科の先生に連絡、あと麻酔科に連絡!!それと…警察にも…」
治療室に運ばれた
二時間の治療の末命は助かった
「覚せい剤に間違いないですね…それも…かなりの期間と…量です…」
特別室に移動した
警察が部屋の前に待機していた
「容態がよくなれば話しできると思います。」
「はい、回復次第警察病院に移しますが、よろしいでしょうか」
「はい、」
警察は交代でミナミの部屋の前に立っている
夢は、ミナミが目を覚ます頃を伺い部屋で待った
「…ん…っ」
「わかるか!?」
「先生…私、」
「外に警察がいる、残念だけど…薬物の使用は…犯罪だから…」
「はい。」
「自分で…打ってたのか…?」
「………」
「これから厳しい状況になる…本当のこと話すことをすすめるよ…子供のためにも…な?やり直せるから…絶対に」
「先生…」
警察と共に病院を移動した…