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夢
第18章 夢と亮
「夢…夢…夢…」
夜中亮に起こされる
「どした…亮…」
「腹…痛ぇ…」
額から汗を流し青ざめた顔の亮
「亮!!」
脈を確かめ、額を触る
「亮!!どこらへん痛い…」
腹を押す亮…
「うっ!痛…っ」
「胃か……いつから痛い?」
「前から、キリキリ痛んだけどこんなに痛いの初めてだ…」
「一緒に病院いくぞ!!」
「やだよ…大丈夫だ!!」
「俺は医者だ、専門医に見て貰う必要があるって判断した。いくぞ」
「夢…」
車で病院に向かい、救急に運んだ
「先生…頼みます」
専門医に頭を下げる夢
「知り合いか?」
「家族です。早くみてやってください」
「わかった」
一時間後治療室が開いた
「どうだった?」
「今から細胞の採取する」
「なんだと!?まさか!!」
「悪性腫瘍も考えられる…」
「早く検査してくれ」
一番恐れていた事態だった
「亮…」
長いすに座り頭を抱え込む夢
頭が真っ白だった