この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
第20章 誘惑

診療内科は、エレベーターで五階まで上がり、反対側の連になる

エレベーターを降りた亮は、ゆっくりゆっくり車椅子を回し向かう


診療内科に着いた


診察室前は静かだった


車椅子で診察室前まで来るとカーテンが引かれていた


少しめくると夢の顔が見えた


患者と向かい合い世間話をしていた

その瞬間、患者が夢に抱きついた


夢も、それに応え抱きしめる


「大丈夫ですよ、また明日ゆっくり話しましょうね。」

「はぁい」


患者が出ていく


奥からまた一人患者が出てきた


「先生!!先生!!」

泣きながら椅子に座る、女

「大丈夫ですか?」

「先生!!一緒に帰ろ、買い物して帰ろ」

「はい、買い物しましょうね。」


「うん。」


女は静かになり、看護士と出て行った


「ふぅ…」


目頭を押さえため息をつく夢



「先生、お疲れ様でした。」


「あぁ、君食事休憩してきなさい」


「はい、行ってきます。あ…先生、先ほどからお待ちですよ…」

看護士が、亮を指差した


「亮!!お前何してんだよ!!」


「散歩」


「ふざけるな!!傷口ひらいたらどうすんだよ!!ったく!!」


「だって…顔見たかったんだ…」


「亮…」


「ごめんな」



「ったく…入れよ」


診察室に入る亮


「ここが俺の仕事場だ、いろんな患者が毎日押し寄せる、他の課と比べて難しい課だ、一人一人の患者と打ち解けないと、診察はできない…神経使うよ」


「うん…見ててそう思った」

「でも、あえてこの課を選んだんだ、勉強しがいがあるからな」


「そっか。」


「亮……」


抱きしめる夢


「夢…」


「んで…こうして亮を抱きしめると、疲れなんか消えちまうわけで…」


「薬くせぇ…」


「あたり前だ…」

キスを交わす


「病室まで送る」


「うん」


病院内の医師や看護士が2人を凝視しているが、全く気にしない2人

時折見つめ合う2人に看護士も見とれていた
/100ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ