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王子と専属メイドの戯れ
第3章 昼休み
「は………い?」


わたしは理解不能で固まってしまいました。



わたしの、口から?



……え??
どういうこと…?



「あ、あの、光騎さま…?」



「ほら、里音。はやくしないと…」


光騎さまは口に含んだスコーンのかけらを口の中で持て余しているようでした。



ジャムの乗ったスプーンを持つわたしの腕を、光騎さまは動かしました。


スプーンをわたしの口元に持ってきて、わたしにジャムを食べさせようとしているのです。




「はい、あーん」


わたしは光騎さまに言われるままに口を少しだけ開けます。


唇にプルっとしたジャムの感触がしたかと思うと、ゆっくりとスプーンが口内に滑ってきました。



苺の甘い味が舌に乗っかります。




光騎さまはわたしの腕を操りスプーンを口から出しました。



ジャムはわたしの口の中です。





わたしは固まったままでしたが、だんだん鼓動が大きくなっているのを感じました。



うそ…


まさか光騎さま………




なんでこんなことになっているのか現状を信じられないまま、光騎さまを見つめます。


スプーンを手離させた光騎さまはわたしのその眼差しに応え、鋭く甘い瞳でわたしを見据えました。




どうしよう…目が…そらせないです……




「里音」



光騎さまが甘くわたしの名を呼びました。


同時にわたしの背中に片腕を回します。


「あっ……みつ…きさま……」



背中を抱き込み、距離を縮めます。

ほとんど見下ろされるような体制です。

わたしの両腕は横に下がったまま、そのまま抱き込まれてしまいました。





光騎さまはもう片方の手でわたしの顎に手をかけました。




クイッ



顔を上に向かされます。

「……っん……」




どうしよう…

わたし……光騎さまと…………




思考がストップして、何も考えられません。




「里音、口、開けて?」



光騎さまの甘い吐息を唇に感じました。



わたしは素直に口を開けていきました。
ゆっくり、ゆっくりとしか口が動きません。




少しずつ開いていくわたしの口に、光騎さまはゆっくり唇を重ねてきました。





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