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王子と専属メイドの戯れ
第3章 昼休み
「………んぅ」


光騎さまの唇は、暖かく、柔らかかったです。



包み込むようにわたしのそれを塞ぎました。









なんでかな………なんでわたし…



光騎さまとキスしてるのかな………


痺れる頭でそんなことを考えていましたが、光騎さまのキスはそんな余裕さえ、すぐに奪ってしまいます。




ヌルッ



「…んぅ!!」



生暖かいものがわたしの開いた口に入ってきました。







あ…光騎さまの…



舌…?!



その舌はわたしの舌の上にのるジャムを少しだけ器用にすくいます。



その際にわたしの舌にも光騎さまの舌が触れ、思わず体を硬直させてしまいました。



レロ…
レロ



光騎さまは何度かジャムをすくうように、わたしの舌を舐めとると、自分の口に舌を戻しました。



「…っは……はっ…はぁ…」



ゆっくりと離れた唇にわたしは息をし忘れていたようです。





ど、どうしよう………っ!!


わたしは急に思考がフル回転してきました。



わたしは恥ずかしくて顔を光騎さまに向けれず、光騎さまの目の前の制服を見つめるばかりです。



心臓がバクバクとうるさくて、パニックになっています。





わたし、光騎さまと……キスしてしまいました!!!

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