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第8章 ＊あなたとウェディングベル＊

呑気にコーヒーを飲んでる場合じゃない！

私は慌ててパジャマから部屋着に着替えて彼らの後を追う。

すると…
「アイコちゃん、マーマレード取って」
「ちょっと、それアタシのハムエッグよ！」
「いいじゃん、リョーコってばケチね」
大して広くもないリビングで、鳴海君が数人の女を侍らせてトーストをかじっていた。

「どうしたんだい、鈴香？いつまでも突っ立ってないで、こっちにおいでよ」

「鈴香さんが家主で正妻なんですから、あたし達愛人に遠慮することないんですよ？」

「違うわよ、オバサンだから動きが鈍いんだわ、きっと」

「ユーコ、それ以上 鈴香を馬鹿にしたら出ていってもらうよ？」

「ああん、ごめんなさい！もう二度とオバサンなんて言いません」




────ナニこれ？ハーレム？