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悪戯な思春期
第3章 王子様の刺客は忍者
 なんで昼休みに出くわしたの?
 オドオドする君がどんなに俺の理性を壊すか知っているの?
 無理もない。
 君にとっては三日間。
 俺は二年間待ち続けてたんだ。
 だから、仕事から連れ出した。
 混乱する顔も見れて良かった。
「んんっ…やだ……っ」
(舌を垂らしてよく言うよ。ここ学校だよ? そんな顔してヤらしいなぁ。お仕置きしたくなるだろ)
「まっ……何でっ……む」
(何で?)
 当たり前のことを君は尋ねる。
(欲しいから)
 それしか答えはないのに。

 昼休みはまだ長い。
 俺がチラリと腕時計を見て微笑むと、わかりやすく目を見開いた。
 今朝と同じ微笑みをしたというのに。
 何か言う前にまた唇を重ねる。
 今度は最初から舌を絡ませた。
 頭を押さえて傾けると、唾液が喉に伝う。
「んんんーっっ!!」
 流れてきた液体に戸惑っているのか、弱々しく胸を叩いてくる。
(抵抗してるつもり? 本当に嫌なら突き飛ばして逃げなよ。できやしないだろうけど)
 辛そうに喉をならし飲み込む君が、限りなく綺麗に見える。
 髪をすくと、それすら快感なのか腰から力が抜ける。
 その反応を眺めて目を細める。
 いつからこんな性格になっただろうか。
 年々自分は瑠衣に近づいている気がした。
 より妖しく、より危険に。
 二年前には声すらかけられなかった君を今は易々と快楽に落としている。
(こんな俺で後悔しない?)
 軽井沢で君は確かに言った。
『悶え殺して下さい』
(だから、今してあげる)
 名残惜しくも唇を離すと、君は意識も絶え絶えに俺にもたれかかった。
 丁度五十分だが、今更生徒会に行ける状態とは思えなかった。
 このまま行かしても面白いかもしれないが。
 俺は椎名を抱き締め、ゆっくり押し倒した。
「やっ……本当にやだっ……」
 視界が低くなったことに心底怯えて君は言う。
 でも、瞳の奥はなにか期待している。
 まず頬に口づけし、そのまま首元に降りてくると君の体が何度も仰け反った。
(スカートめくれていってるんだけど……気づいてないの?)
 鎖骨を舐めながら椎名を見上げると、口を手の甲で塞いでいた。
 声を漏らすまいと。
「抵抗しないんだ」
 意地悪く呟くと、君は睨んできた。
 それも一瞬で、眉はは直ぐに解け快感に流されてゆく。
 そもそも口を縛ってもいないのに助けを求めない君がおかしい。
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