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悪戯な思春期
第3章 王子様の刺客は忍者
「じゃあ、遠慮しないよ?」
 そしてシャツをめくり上げる。
「ん……」
 綺麗な曲線が現れる。
「可愛い」
 丁寧に舌を這わせる。
 脇腹のラインに沿って舐め上げたときの声の大きさといったら、此方まで焦るほどだった。
「……静かに」
 耳を甘噛みしながら忠告する。
(多分、今はずるいって思ってる)
 椎名のそらした目をみてニヤリとした。
 階下からは生徒の笑い声が響く。
 まるで二人を蔑むようだ。
「……まっ、今……足音ぉ」
 胸を責められ、涙に濡れた君が不安げに言った。
 確かに誰かが登ってくる音がした。
(見せてもいいんだけど……)
 俺は椎名の背中に手を回し抱き起こすと、素早く屋上への扉を開けた。
 普段はどうかわからないが、鍵は幸いにもかかっていなかった。
 即座に後ろ手で閉めると、入り口の小屋の反対側に移動する。
 広い屋上の隅に行くと、校庭から部活する生徒たちのかけ声が聞こえてきた。
(ご苦労様)
 身分が違うように、俺は労いの言葉をかける。
 そして、乱れたシャツにくるまる君を見て口角を上げる。
 スカートに手を伸ばすと、ブンブン首を振った。
 だから、胸に顔を近づけた。
 軽く水色の下着をずらすと、顔と同じ色の突起が現れる。
 屋上の寒さのせいか、みるみる形を変えるそれに自身すら驚いているようだ。
(まぁ、風に負けてもね)
 前触れもなく口に含んた瞬間、ビクリと弓なりになる。必死で声を殺している。
「声、出して。犯してるみた……」
(それもいいか)
 言葉じりで微笑む俺に君はさらに肩を震わせる。
 視線を落とし、舌を突き出す。
 押しつぶして、硬くなったのを飴玉みたいに転がす。
「は……んんっ……」
 軽く歯で挟むと、もう力尽きたのか君は腰を揺らすだけだ。
「んっふ……あぁ」
 段々と指の隙間から声が漏れ出す。
 先ほどの足音の主の存在はわからないが、どっちにせよ不味い流れだ。
 すると君は、泣きそうな顔をして自分の指をくわえた。
 ギリッと噛み締め声を我慢している。
 そんな努力も無視して、もう一方の乳首を指で挟む。
「んんーッ……ふッ……んん」
 突然やってきた両方への刺激に、暴れ出す。
 なんとか逃れようとするものの、組み敷かれている上、胸への攻めをやめない俺相手にはなんの意味もない。
(むしろ、半裸でくねられると……嬉しいんだけど)
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