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【SS】目が覚めたら…?
第27章 【ファン感謝】白雪姫 ②小人(ナツ)
 
 
 6人のナツが、拘束されているあたしの身体に蜜を拡げようと、一斉に両手を動かし出す――。


「……っ」


 あたしの指一本を握るので一杯になってしまうナツの小さな手が、蜜をあたしの肌に塗り込んでいく。


 腕、腹部、足……。

 あたしの全身が蜜色に煌めき出す。


 乳房も足の内股にも。

 ふるると身体を振るわせながら、"作業"を終えるのをひたすら待った。


 疲労回復の蜜をつけて終わりだと、そう思っていたから。


 しかし――。



 ハ○ホー、○イホー、しーちゃんが好き♪


 突如始まったその替え歌を合図に、全員で合唱しながら、6人のナツはとろとろになったあたしの肌の上で、小さな手で肌を揉み込み始めたのだった。


「強張った筋肉を解しますよ~」

「力入れずに楽~にしていて下さいね~」


 器用なナツの指先が、あたしの身体を弄る。

 蜜を塗ることが目的ではなく、あたしの身体の筋肉を解すために、蜜を使用したらしい。滑りよくなった肌の上で、6人のナツ、両手指……合わせて60本が動いている。

 それは意志を持った触手に触れられているよう。

 その不規則な蠢きは、誰にも触られたことのないあたしの肌に熱を与え、身体の芯からじわじわとした気持ちよさを身体に表層に広げ、肌が総毛立つかのようにざわめきだす。それはおぞましさではなく、心地よさで、だ。


 なに、これ……。


 ハ○ホー、○イホー、しーちゃんが好き♪



「ちょっ、ナツそこは……」


 力自慢の橙ナツが、両手で挟むようにしてあたしの乳房を揉み込む。


「きっちりと"凝り"を解しましょうね~。たっぷりとお肉を中央に寄せて~、もみもみ~」


 その手の動きと力加減は絶妙で。

 初めて味わう、甘い痺れが生まれた。


「はぅ……っ」


 思わず声が出てしまうほどの。

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