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第27章 【ファン感謝】白雪姫　②小人(ナツ)

　　

「え、痛かったの、しーちゃん痛すぎたの!?」


　橙ナツの泣きそうな声。気持ちよすぎて声が出てしまったなどと言えないあたしは、大丈夫だと笑って唇を結んで声を殺すことしか出来なくて。


「ダイ～。強くしすぎちゃったから、先っぽが飛び出しちゃったよ!?　もぅ、柔らかくしないといけないのに、どうして固くさせちゃうのさ!!　こういうのは頑固な汚れを落とすように念入りに……」


　洗濯担当の黄ナツが、勃ちあがってしまった胸の頂きにある赤い蕾を挟み込むように両手を添え、


「ひゃああん……!?」


　一気に忙しく両手を動かして、蕾に刺激を与えてきたのだ。


「キ、ストップ!!　今、しーちゃんがびくびくってしちゃったよ!!　しーちゃん痛がってるんだよ。こういうのはもっと優しく愛情を込めて、そうそうお花やお野菜のように。そうだ、痛い部分には愛情込めてお口で治してあげよう……」

　横から緑ナツがパクリとあたしの蕾を口に含み、その小さな頬を膨らませて、ちゅるちゅると音をたてて吸い始めた。


「やぁぁん、駄目っ、それっ」


　強い吸引になりきれないもどかしさが、あたしを襲う。


「リョク、しーちゃん嫌がってるよ!?　やめろってば」

「ん……、あのね、おいひ～の」

「おいしいの？　だったら僕もこっち……ちゅる…本当だ、甘いね。木苺みたいだけど、これなにかな。……囓ったら、ぽろりととれるの？　そうしたら僕、ずっとこれを宝物にしてちゅうちゅうしてよっと。お料理は勿体ないからいれない」

「囓ってもとれないね。引っ張ってみる？」


　無邪気な小悪魔のよう。
　

「ぁああっ、駄目、そこを集中的に弄らないで。ああ、変に、なるっ。囓らないで、吸わないで、ひっぱっちゃ駄目、刺激しないでってば、駄目……っ」


　甘い痺れが、強い刺激となってあたしの身体に走る。

　四肢を繋がれているあたしは、両胸に吸い付くナツを視界に入れたまま、ただ身体をくねくねと動かすことしかできない。