この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【SS】目が覚めたら…?
第28章 【ファン感謝】白雪姫 ③王子(モモ)


 少し前までの、いないはずのサクラを求めた自慰の空しさが蘇る。


 ねぇ、あたしはここにいるわ。

 ねぇ、あたしを見てよ。


 本当のあたしを求めてよ。

 あなたがして欲しいことは、してあげるから。


 だから――。


 あなたの感じている顔を、

 あたしを求める"男"の部分を……あたしに魅せて?

 あたしの消化不良を……あなたで満たせて?


 だってあたしもあなたも。

 喘いで口にするほどに、欲しい相手は…目の前にいるのだから――。


 とろとろに蕩けているのは、あたしの秘部か、あたしの思考力か。

 世間の良識や羞恥心がわからなくなるほどに、あたしは発情していた。


 罪悪感を抱いていた自慰という事実を、どうしても隠したかったサクラもまた同じ秘密を抱いた"仲間"だというのが嬉しくて。

 仲間だから、その意志を互いに確認し合わないといけない……そんな言い訳が、今のあたしの身体をゆり動かしていた。


 サクラにありのままの自分を見て貰いたいと思う。

 サクラだってあたしにそんな姿を見せているのなら、あたしが見せないのは不公平でしょう? 


 ねぇ――?
/779ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ