この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【SS】目が覚めたら…?
第28章 【ファン感謝】白雪姫 ③王子(モモ)
 
   ・
   ・
   ・
  
   ・


 目が覚めると、部屋の中にいた。

 ふかふかのベッドの中――、布団を剥いで起き上がれば、身体に纏っていたのはいつも着ているネグリジェ。いつも通りに、カーテンの隙間から漏れる……、あたたかい陽射しがあたしを照らしていた。


「……っ!?」


 なんで、服を着て部屋にいるのだろう。

 あたしは、確か全裸で――。


 気怠い下半身。

 だけどすっきりとしている意識。


――駄目、駄目、イク、イッちゃう!!


 はしたない自分の嬌声を思い出し、身体がカッと熱くなる。


――モモ、モモ――っ。


 視線は、足の間に。


「ここにサクラが……サクラの口が――」


 とろとろのここに口づけて、ここに舌をぱしゃぱしゃといやらしい音をたてて動かして。卑猥な音をたてて強く吸い立て、ごくんと飲み込んだんだ。


――おいしい……これがあなたの味。もっと……もっと欲しい。


 扇情的な眼差しを向けながら。

 あの、サクラが――。


――モモ、モモ――っ。


 あのサクラが、薔薇園に一緒に来ていたモモちゃん……。

 勉強ができると威張っていて、あたしが逃げ出すと泣きそうな顔で追いかけて来た…女の子みたいな顔立ちをしていたあのモモちゃん…。


「モモちゃんが、あたしにあんなこと……」


――恥ずかしさ以上に、現実の俺に愛されることを気持ちいいとか……思いませんか?


 秘部がきゅんと疼いて、たまらない気分になる。


「い、やぁぁ、ん……」


 再びとろとろになってきた感覚がして、あたしは足を擦り合わせた。


――あ、あぁ……俺……っ、シズル……っ、ああっ。


「……っ、下着……変えなきゃ……」


 きっかけは落とし穴。

 あたしに近づいてきていたあの唇が欲しかった。


 ネェ、アタシニ…キスシタカッタノ?


 そして見てしまった、あたしの名を呼ぶ痴態。


 ネェ、アタシヲ…ホシカッタノ?


 サクラに聞きたい。

 あたしのことをどう思っているのか。


 どうして今まで、モモだと名乗り出てこなかったのか。

 どうして知らないフリをしたのか。


 それを聞けばきっと、サクラともっと親密になれる。


 モットモットモトメテ。
 

 サクラの心が知りたい――。


 
/779ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ