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【SS】目が覚めたら…?
第28章 【ファン感謝】白雪姫 ③王子(モモ)
 

「見て無いわ、サクラ……あああ、サクラ……っ」


 あたしが否定した途端、あたしの内股を触っていたサクラの手が、急に花弁を割ってその中央を前後に擦りあげる。


 ぐちゅぐちゅといやらしい音をたてながら、あたしの脊髄に、びりびりとした強い快感の波が駆け上ってくる。


「ひゃ、はぁぁああああっ」

「俺の顔ではなく、俺の指を見ていて下さい。俺の……あなたの胸を触る指は、どうやって動いていますか?」

「親指と……人差し指で……先っぽをくりくり…ああああ、潰しちゃ駄目、そんなに強く潰しちゃ駄目……っ」

「駄目といいながら、気持ちよさそうな声をあげていますね。だったらこっちはどうですか?」

 秘部を弄る手の動きが変わった。


「あああ、…なにか入って……来た……」

「わかりますか? あなたのいやらしい穴に、俺の指を入れたんです。どうですか……?」

 ゆっくりゆっくり出入りするサクラの指。


「こうしたのは二度目ですが、痛みは……どうですか?」

「痛くはないけど……苦しい」


 そしてなにか怖い――。

 最初異物が入ったことで息が詰まっていたが、サクラの指の動きに合わせた呼吸をしていると、次第に恐怖心がなくなっていく。

 それどころか――。


「ぅ……んん……」

「気持ちいいですか……姫。可愛い声が出ていますが……」

「ん……なんか気持ち、いい……」


「俺も気持ちがいいですよ? 俺の指を美味しそうに咥えてくれるから…」


 指の動きが少し速くなった。


「ひゃっ、ああ、んん……」

「痛みを感じるどころか、すでに快感になるとは…。どこまで、男を喜ばせる身体をしているんだ……」


 耳に囁き声が流れる。

 サクラが吐き出すものすべてが、快感に変わっていく。


「この先、俺ではない男が……こんなことをするのか? 姫は気持ちいいと啼くのか、俺以外の男に」

 ぎり…と歯軋りの音がした。

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