この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
【SS】目が覚めたら…?
第28章 【ファン感謝】白雪姫 ③王子(モモ)
潤みきった蜜壷を、かき混ぜる猛々しい肉棒。
あたしが前に触った……あの興奮したサクラのモノが、疼いてたまらないあたしの花園を焦らしていると思えば、さらにこの表面的な接触がもどかしくてたまらなくなる。
これだけ堂々と、いやらしい蜜を攪拌して快感を生み出しているのに。
ふたりとも気持ちいいという喘ぎを隠さずに、淫らに息づく男と女の象徴を、互いに擦りつけるようにして、いやらしく腰を動かしているというのに。
――出来るのなら……俺だってあなたと繋がりたい!!
互いのモノを深層で繋げたいと、切実に互いを求めているのに。
触れあうすべて部分から、こんなに快感と充足感を感じるというのに。
……繋がることが出来ない?
潤みきった蜜壷とは逆に、ショックに乾ききってひりひりとした喉奥。
哀しいのは、あたしのお願いを拒否された――、そんなプライドからでたようなちっぽけなものじゃない。
人間として、ひとりの女として……、こんなに"男"であるサクラと繋がれない現実を認めたくないんだ。
こんなにもあたしは、切実にサクラとひとつになって独占したいのに、それが出来ないとい言われたから、だから女としてたまらなく哀しいんだ。
「他の……女なら、いいの?」
「……っ」
「だから、あたしは駄目なの?」
「違……っ」
「責任とれなんて言わない。ハジメテは痛いって聞いたこともある。凄く痛くてもいい。もう一生、こういうこと出来なくなってもいい。あたしの一度きりのものは、あたしが望んだ相手に捧げたい。いいようにされて、奪われるだけの人生なんてまっぴら。……あたしはサクラに捧げたいの」
「……っ!!!」