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第28章 【ファン感謝】白雪姫　③王子(モモ)

　
「はぅ……サクラ、ああ、サクラ……っ」

「想像しろよ。あんたの手にある俺が、こうやってあんたのナカに暴れている。深くまで貫かれて、ねじ込まれて。何度も何度も熱く蕩けたあんたと擦れ合って、ひとつになって。気持ちよくてたまらなくて……ああ、くそっ」

　言われなくても、あたしの中では既にそうなっている。


　あたしの蜜壷に出入りしているのは、猛々しい熱いサクラのモノ。

　あたし達はこうやって絡ませる舌のように、互いを貪りたい衝動に駆られて、互いの性器をあたしのナカで絡み合わせて、ひとつになろうと動いているんだ。


　たまらないよ。


「サクラ、あああ、サクラ、あたし、あたし……」

「ああそうだ。俺を見て、俺を呼んで。繋がれないならせめて、一緒に……、俺にあんたと繋がっている、甘い夢を……」


　やるせなさそうに笑うサクラが、あたしの前髪が掻き上げ、額と顔中にキスを降り注いだ。


「あんたは、俺が欲しくてこんなにいやらしくなったんだ。ここをこんなに溢れさせて、こんなにきゅうきゅうと俺の指を締め付けて。……俺の誓いを破らせようとするまでに、あんたはここまで俺を求めてる」


　余裕ないサクラの顔にある、熱情に満ちた目があたしを見つめていた。


「そして……俺の状態もわかるだろ。もう我慢も限界だ。……あんたもだろ？　俺達は……、繋がっているだろ？　なぁ……そうだろ!?」

　切実な声を放つサクラの手淫が激しくなり、あたしは内股を奮わせて、目がちかちかするほどの快感の波に押し流されるのを堪え、サクラへの手淫を早めて、サクラも…追いつめられたあたしの状態までに引き揚げていく。


　愛おしいサクラ自身。可愛がれば可愛がるほどに、サクラ本体は艶めき妖艶さを纏う。あたしを魅惑させる、"男"の姿になっていく。


「ああ……、くそっ、俺だと……俺だとちゃんと認識して、るよな。はぁ、はあ、なんて女だよ……ああ、どこまで、溺れさせる気だよ。ああ……主導権を……また握れない」

　抜き差しするサクラの指は、捻るような動きを付け加えられ、時折かりかりと膣壁をひっかかれて、胎内から快感がうねってくる。