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第1章 1章　　覗き

天竜川下流の一角に誰もが知る大きな公園がある。

昼間は遊園地で遊ぶ親子連れ、日曜日には、

サッカーや野球、いろんな遊び形で賑わいを見せる。

（その傍ら夕方近く）

太陽が西の空に傾く頃どこともなく集まって来るアベック達

…ベンチに腰掛け、手作り弁当を広げ「あ～～ん」………「ねぇ…美味しい？」


と彼女は囁き「う～ん」と男が応える・・・清々しい光景である。

一方のベンチでは、早くも抱き合いキスをするカップル!

「うっふ～ん」「まだ明るいから恥ずかしい！」

とか何とか言っても彼氏の唇に吸い付いて離さない彼女!…


夕日が空を真っ赤に染めた夏の出来事である。